【平和島ボート・SGグランプリ】〝九死に一生〟の菊地孝平に注目「足は全体にいい」

2020年12月16日 19時49分

菊地孝平

 ボートレース年末の大一番・平和島SG「第35回グランプリ」とSG「グランプリシリーズ」は16日、2日目を終えた。2日目のトライアル1st・11RはGP初出場の西山貴浩(福岡=33)が3コースまくりで快勝。続く12Rは平本真之(愛知=36)が逃げ切って初日からの連勝を飾った。

 2日間の1stステージを終えて、2ndに勝ち上がったのは得点順に平本、白井英治(山口=44)、西山、松井繁(大阪=51)、菊地孝平(静岡=42)、新田雄史(三重=35)の6選手。その中で〝ツキ〟にも恵まれて勝ち上がった菊地に注目したい。

 2日目は11Rに出走し5着。道中は4番手を追走しながら、先行艇との絡みで、少し避けるようなターンになったところを後続艇にスクわれる、いささか不運な結果となった。初日も1号艇ながら2着に終わっており、例年ならトライアル2nd進出はほぼ絶望的な状況だったが、その後の12Rで2艇が転覆するアクシデントが発生。〝九死に一生を得る〟形での勝ち上がりとなった。

 他艇の事故で繰り上がっただけに「こういうのはツキとは言えないよ」と素直には喜べない様子だったが、平和島開催のグランプリは茅原悠紀が制した2014年大会で惜しい2着。当時、これ以上ないほど、悔しそうな表情を浮かべていたのが印象的だったが、形はどうあれ、リベンジの機会は得られた。

 肝心の舟足も2走とも展開に恵まれなかっただけで、いたって良好。「足は全体にいい方。いい調整もできている。エンジンがしっかりしているし、2nd組ともそん色はない」と互角以上の気配に仕上がっている。

 代名詞ともいえるスタートは2日目にコンマ23と不覚を取ったが、「2日目に失敗したので、明日(3日目)以降に失敗することはないかな」と行く気満々。

 進入も「スローのスタートは見えている。ダッシュも練習するが、進入は全ての可能性を考えて、遠慮することなく行きたい」と前づけ策も視野に入れている。6号艇でも〝最大の惑星〟といえそうだ。