師走の大一番、ボートレース平和島のSG「第35回グランプリ」は16日の2日目、第11、12Rでトライアル2nd進出をかけた、TR1st第2戦が行われた。

 11Rは3コース発進の西山貴浩(福岡=33)が先まくりを決めて、まくり差しから追走した新田雄史(三重=35)を振り切り快勝! TR2nd勝ち上がり一番乗りを決めた。2着は新田がそのまま流れ込み、3着は白井英治(山口=44)が入線した。

〝らしくない〟まくり快勝劇に西山は「今大会は気持ち一本! 一番いいところで決まった!」といささか興奮気味に話した。

 続く12Rは1号艇・平本真之(愛知=36)がイン先マイからあっさりと独走態勢。こうなると焦点は次位争い。こちらは3コースから外マイした松井繁(大阪=51)が差してきた茅原悠紀(岡山=33)をバックストレッチ中間で締め切り、2着を確保。茅原は2Mで井口佳典らを抑えて3番手キープ。

 続く2周1Mでは瓜生正義に岡崎恭裕が絡んで両者転覆のアクシデントも発生した。

 TR1stを見事に連勝とした平本はレース後「ホッとしました。まだ調整が合っていなかったがこれで分かった。2ndも頑張ります!」と満面の笑みを浮かべた。

 この2戦の結果、17日の3日目から始まるトライアル2ndには平本、白井、西山、松井、菊地孝平(静岡=42)、新田の6選手が勝ち上がる。