乃木坂46の“妹分グループ”欅坂46がファッションレンタルアプリ「mechakari(メチャカリ)」のCMキャラクターを務めることになり、7日、都内で発表会見を行った。4月6月発売のデビューシングル「サイレントマジョリティー」がCMに起用されることも併せて発表された。

 全メンバー21人のうち、原田葵(15)を除く20人が登場。テレビカメラ6台に報道陣100人以上が詰め掛ける異例の注目度で、1人ずつあいさつしたが、緊張で声を詰まらせるメンバーもいた。

 会見後の囲み取材も初体験だ。センターで最年少の平手友梨奈(14)ら5人が代表で登場。リポーターから発表会の感想を聞かれた最年長の渡辺梨加(20)は緊張で向けられたマイクを奪おうとしてしまい、恥ずかしさから赤面。質問を振られて10秒以上沈黙してしまう場面もあった。

 その後、渡辺はつぶやくように「たくさんの方が集まってくれてうれしいです…」と言うと、報道陣の中には、元兵庫県議・野々村竜太郎被告のような耳に手を当てるポーズをしてしまう者も現れた。

 不安になったリポーターも「いつもそうなんですか?」「怒っているんですか?」と口にし、会場からは笑いが起こった。

 小林由依(16)が「まだどこを見ていいのか分からない」と言うように、初々しさ全開のメンバーたち。一生懸命ながらも、ややぎこちない取材対応は続く。

 発表会に絡めて「洋服選びの失敗談はありますか?」という質問の後に「爪あとを残すような面白いことを」と付け加えられると、平手は困惑しながらも「小学校5年の時に服を買った帰り道で、袋が破けてしまってドブ川に服を落として流されてしまった」と渾身のエピソードを披露。多少の笑いとともに、会場はどこかほほ笑ましいムードに包まれた。

 デビューシングル「サイレントマジョリティー」については「先輩グループが乃木坂46さんなんですけど、私たちはちょっとでも欅らしさを出していきたい。デビュー曲は、かっこいい系で、メッセージ性のある曲です」(平手)とアピールした。