ニンニクマシマシ効果だ! サッカーJ3のFC今治―愛媛FC戦が5日、愛媛・今治市のありがとうサービス.夢スタジアムで行われた。試合前から降り出した雨にもかかわらず、FC今治は前半終了間際にDF安藤智哉、後半にはMF近藤高虎がゴールを決め、2―0で快勝した。

 愛媛FCとの“伊予決戦”を前に、同市はスタジアム入り口のフードコートに、3種類の募金箱(ウクライナ募金、FC今治募金、おんまく花火募金)を設置し、職員が東スポ餃子500人分を無料配布した。

 東京スポーツ新聞社は今年4月、「東スポ餃子」の卸を担当する戸田商事の関連会社と同市の関係から、東スポ餃子600人分を今治市役所に緊急配達。徳永繁樹市長から感謝状が贈られていた。

 その際、徳永市長は「ホームゲームの時など、いっぱいテナントが出る。そこでブースを出させていただいて、御社の餃子をみんなに振る舞いたい」と話していたが、この日の伊予決戦で“有言実行”となった。

 無料配布には多くのサポーターが列をなし、徳永市長も「東京スポーツさんから多数のご寄付をいただき感謝する。まちづくりの拠点の一つとなるこの場所で、注目の高いこの日を選んで実行した。私も先頭に立ってお配りしたが、ニンニク効果で“笑顔マシマシ”。みなさん、本当においしそうに食べていた。善意の募金も多数集まり、今治市民の心意気を改めて感じる1日となった。東スポ居酒屋第1弾待ってます」と笑顔を見せた。

 一方、親子で観戦に訪れた仲良し姉妹は「FC今治の応援に来た。東スポ餃子おいしいです。また、食べたいです」とFC今治の勝利と東スポ餃子の味の両方に満足していた。