アーティスト、デザイナーの篠原ともえが23日、日本テレビ系「スッキリ」に生出演。国際的な広告賞「ニューヨークADC賞」の2部門でそれぞれ銀、銅賞を獲得した「革のきもの」のデザイン、さらには番組MCの加藤浩次との過去の共演についても語った。

 番組では、「ニューヨークADC賞」は1921年に創設され、ウォルト・ディズニーやアンディ・ウォーホルの両氏、日本では三宅一生、横尾忠則の両氏が受賞していることが紹介された。篠原の受賞には「アカデミー賞に『ドライブ・マイ・カー』がノミネートされるぐらいの衝撃を受けた」という元博報堂・原田曜平氏のコメントでその価値が語られた。

 篠原は今回、革を使ったファッションの魅力を伝える業界団体のプロジェクトに参加し、その広告として取り組んだエゾシカの革を使った着物が高い評価を受けた。

 デザイン会社を夫のアートディレクター池澤樹氏と設立している篠原。1995年に16歳で歌手デビューすると、「シノラー」として独特のスタイルが社会現象を呼んだ。番組では加藤に「すごいね。デザインとかっていうのはずっと考えてたの? シノラーの頃から」と問われると、篠原は「シノラーの頃から?…」と笑って反応した。

 デザイナー活動は、池澤氏と出会い、「40代になったから挑戦してみれば」とアドバイスしてもらったのが励みになったという。ただ、それ以前から学校には通っていた。「加藤さんにプロレス技かけられた頃は学校行ってたんです」デザインの学校通っていたんです」と明かし、加藤を笑わせた。

「懐かしいねえ。お父さんの格好して回してたもんね」と加藤。バラエティー番組では「爆烈お父さん」として、出演するアイドルにプロレス技を見舞っていた。「初期に回していただいて、あの時も楽しかったんですけど、いつかデザインの仕事をしてたらいいなと思いながら、いま夢が叶った感じですね」とキャリアの変遷をたどった。