小池百合子東京都知事は14日、都庁で定例記者会見を開き、新型コロナウイルスで宿泊療養をする人たちに駅弁を提供すると発表した。

 オミクロン株が急拡大している状況を受けて、宿泊療養施設を利用する患者や濃厚接触者は多い。小池氏は「家庭内感染の占める割り合いが大きいので宿泊療養をお願いしている。入られた方はいろんな思いを抱かれたと思う。少しでも彩りを添える工夫をしたい」と週に1回程度は特色のある食事を提供したいと話した。

 16日に提供されるのが有名な駅弁だ。都の資料によると、山形の「牛肉どまん中」、神奈川の「鯛めし」、宮城の「炭火焼牛たん弁当」、東京の「深川めし」が予定されている。

 今後は日本航空の機内食や有名な料亭の仕出し弁当などが追加される。小池氏は「食事は重要なアイテム。いろいろ工夫しながらみんなで感染拡大を止めるためにもご協力いただきたい」と訴えた。

 この発表にツイッターでは「おいしそうだな」「なんか違う気がする」などと賛否が分かれていた。