自民党総裁選に出馬する高市早苗前総務相(60)が〝電磁波兵器〟保有に前のめりだ。

 高市氏は10日放送のテレビ朝日の番組で、弾道ミサイルを相手国領域内で阻止する「敵基地攻撃能力」の保有をめぐり「敵基地を一刻も早く無力化した方が勝ちだ。使えるツールは電磁波や衛星ということになる」と述べた。

 続けて「向こうから発射の兆候が見えた場合に限る。こちらから仕掛けたら駄目だ」と強調した上で「強い電磁波などいろいろな方法でまず相手の基地を無力化する。一歩遅れたら日本は悲惨なことになる」とも断言した。

 斬新な〝電磁波〟を使った自衛手段にネットは沸騰。「SF映画の世界」「本当に可能なのか」「実現できたらすごい」と様ざまな声が飛んでいる。

 そんななか、別角度から持論を展開したのが実業家のひろゆき氏(44)だ。11日までにツイッターを更新し「電磁波は発生させた場所が、一番大きな被害を受けます。日本国内で電磁波を発生させると、被害を受けるのは日本人です。敵地に電磁波を発生させる機械を持ち込んで、高圧電源を繋げるおつもりですかね?」と指摘した。

 さらに「マンガ好きの中学生以下の知識、、」と高市氏をやんわりディス。〝電磁波問題〟は今後も議論を呼びそうだ。