お笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右(52)が再ブレークしているという。

 現在、お笑い界は若手中心の「第7世代」が若者たちに人気だが、その裏で岡田は着々と〝中高年市場〟を取り込んでいるのだ。

 そのきっかけとなったのが、自身がMCを務めるクイズ番組「クイズ! 脳ベルSHOW」(BSフジ)。同番組は解答者が全員中高年で、過去に活躍したタレントや文化人など懐かしい顔がそろう。その面々を仕切る岡田の人柄と実力が評価されているという。

「岡田は背が高くてイケメンながら、嫌みがまったくない。ギャグも若い世代からしたら『単なるダジャレ』ですが、中高年には『味がある』となっている」(ある放送作家)

 岡田と言えば、コンビとして2002年漫才日本一を決める「M―1グランプリ」で優勝しながら、ピンでの活動の時は一発ギャグ「ワォ!」「閉店ガラガラ!」など〝スベり芸〟が武器。これが今見事に中高年にハマッているというわけだ。

 また「今BSはグルメ番組、スポーツ番組など、中高年以上の大人が落ち着いて視聴する番組が主流です。ターゲット層がはっきりしているので、広告主が付きやすい」(同)という背景も追い風になっている。

 そんな一発ギャグを繰り出す明るいキャラは「レゲエ好きの姉」にルーツがあるとか。

「岡田は中学生まで暗い性格だったが、お姉さんは日本でレゲエミュージックが知られていない時代から、超マニアックなレゲエ好きで、今でいうパリピ(パーティピープル)だった。その背中を見て育ったので、一気にネアカキャラになったそう」(芸能関係者)

 今、岡田は姉に感謝しているかもしれない。