批判の声は強まるばかりだ。10日放送の朝日放送「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」では、西村康稔経済再生担当相(58)が酒提供を続ける飲食店との取引停止を求めたことについて話題に上げた。

 西村氏は8日、休業要請などに応じない飲食店に「こうした情報を金融機関としっかり共有しながら、順守を働きかけていく」となどと発言。批判が噴出し、9日に発言を撤回している。

 元内閣官房参与で嘉悦大学教授の高橋洋一氏は「論外ですね」とバッサリ。「そもそも法律の根拠が必要であって。本来であれば憲法改正して、ちゃんと緊急事態条項っていうのを設けて、それに戻づく法律があってやるのが普通。それが何もなしでいきなり始動でしょ…」と呆れかえった。

 評論家の宮崎哲弥氏は「さすがにこの人元官僚なんで、『こんなことは言わないだろう』というようなことを見事におっしゃった。感動しました」と皮肉たっぷり。「誰かが後から首相候補に入れたんだけど、西村っていう人。もう絶対無理だね! はっきり言って」と語気を強めた。

 精神科医の和田秀樹氏は「僕の後輩で1回、自民党の会報かなんかで対談したことがあるんですけど、遅刻しても謝らないしね。普通の人じゃないですよ」と暴露。

 お笑いタレントのほんこんは「これ辞任せなあかんで。金融機関に働きかけるって何様やねん。ふざけんなって。与党、政府もバチバチに怒らなあかんよ」と憤った。