与野党の幹事長が29日、東京都議選(7月4日投開票)の応援演説の際に、過労で静養している小池百合子都知事(68)についてコメントした。

 自民党の二階俊博幹事長(82)は記者会見で「ゆっくり静養されて、あらためて東京都のリーダーとして引き続きご活躍をいただきたいと期待している」とエールを送った。

 一方、麻生太郎財務相(80)が小池氏が過労入院したことに関して「自分でまいた種」と発言したことには「問題外だと思いますから、答弁はいたしません」とした。

 立憲民主党の福山哲郎幹事長(59)は会見で「健康状態が悪く、入院していますが、一日も早く回復して公務に戻ってきてほしいと願っています」と話した。

 しかし4年間に亘る〝小池都政〟の評価には「小池知事にしっかりとものを申す議員が都議会の中で数がないと、都民の声を聞く政治が実現されないと思いました」と指摘した。

「都政と国政はつながりがある。我々としては若干、(二階氏と小池氏の蜜月関係が伝えられて)批判的に見ています。残念ながら4年前、都民ファーストが大ブームでした。(都民ファ都議が議会で大多数を占めて)私は都議会の緊張感が足りなかったと思います」(福山氏)

 都議選の結果は今後の小池氏にどう影響を与えるのか。