森七菜〝電撃移籍〟の舞台裏 事務所社長の死とステージママ

2021年01月16日 05時15分

大ブレーク中の森七菜

 NHKの朝ドラ「エール」、TBS系「この恋あたためますか」などで好演し、今最も旬な若手女優・森七菜(19)に、突然の移籍話が持ち上がった。森は突然インスタグラムを閉鎖し、所属事務所のホームページからも削除されファンが騒然となった。「引退?」「活動休止か」などさまざまな憶測が流れたが、取材を進めると大手事務所「ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)」へ移籍することが判明。その裏には森を発掘した所属事務所社長の死と、〝ななママ〟と呼ばれる母親の存在が…。

 新進気鋭の人気女優にいったい何が起こったのか? 森が突然〝抹消〟されたことに多くのファンや関係者が気を揉んだが、ふたを開けてみると所属事務所「ARBRE(アーブル)」からSMAへの移籍だった。

 大分出身の森は2016年、映画や音楽などを手掛けていた敏腕プロデューサーのK氏に発掘されてARBRE所属で芸能界デビューした。19年には菅田将暉主演のドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系)に出演したほか、新海誠監督のアニメ映画「天気の子」では、2000人のオーディション参加者の中からヒロインの声優に抜擢され、一躍注目の若手女優となった。

 飛ぶ鳥を落とす勢いの森だが、19年1月、所属事務所の社長で恩人のK氏が突然、病気のため他界してしまう。森が出演し主題歌も任された映画「ラストレター」(昨年1月公開、岩井俊二監督)に関わった映画関係者が明かす。

「Kさんは女優を育てるタイプではなく、どちらかというとプロデューサー気質な人でした。大柄でいかにも業界人という風貌でかなりのヤリ手。Kさんが亡くなってから半年ぐらいは、Kさんの側近だった人がARBREにいましたが、気づけばその人もいなくなった。今はほとんど機能していなかったのでは」

 芸能界入りの恩人を失った森だが、昨年も「この恋あたためますか」で初主演を務めれば、NHKの連続テレビ小説「エール」にも出演するなど、女優としてブレーク。

 さらに自身が出演するCMで歌ったホフディランのカバー曲「スマイル」も人気となり、マルチな才能が開花した。

 そんな中、持ち上がった今回のSMAへの移籍話。当然、これほどの逸材を大手事務所が放っておくわけはないが、実は移籍のウラには母親の存在もあったという。

「所属事務所のARBREは小さいとこで、かねて引き抜きの裏工作が飛び交っていたという噂があった。ただ、今回の移籍話には〝ななママ〟と呼ばれるお母さんの存在があったのは間違いない。2人の信頼関係は強固で、森は何でも母親に話していた」(芸能関係者)

 森の母親もまた、亡くなったK氏とはひと味違う敏腕で、なかなか声がかからないオーディションを次々に持ってきては、森に受けさせていたという。

 前出の芸能関係者は「『天気の子』のヒロイン抜擢にはゴリ押し説もあったけど、あれはウソ。〝ななママ〟の絶妙な仕事選びのたまもの」と明かす。そんな〝ななママ〟の威厳を感じさせるエピソードもある。

 森がヒロイン役で主演した「この恋あたためますか」での出来事。「制作サイドは森の入浴シーンを入れたかったが、事務所サイドから『母親からきつくダメと言われているので…』とNGを出されて、結局、足湯だけのシーンになった」(TBS関係者)

 これまでは小さな事務所にいたことでギャラも安かった森。今後は二階堂ふみ(25)や土屋太鳳(25)らも所属する大手事務所のタレントとして羽ばたくことになるが、新天地に移っても、敏腕の〝ななママ〟が目を光らせているなら安泰と言えそうだ。