〝虎ジェンヌ〟宝塚元トップ娘役の綺咲愛里が「清く正しく美しい」猛エール

2020年12月07日 11時30分

本紙記者は愛くるしい綺咲のまなざしにハートを撃ち抜かれた

 昨年5月、現役タカラジェンヌとしては初となる甲子園球場での始球式(阪神―巨人戦)に登場した宝塚歌劇団・元星組トップ娘役の綺咲愛里が、本紙の直撃インタビューに応じ、ステージ上のかれんな姿からは想像もできないほどの“特濃コテコテ猛虎愛”を炸裂させた。矢野政権勝負の3年目を前に、ガチ虎ジェンヌが放った「清く正しく美しい猛エール」は聖地・甲子園へ届くか――。

 ――出身は球団のお膝元でもある兵庫県

 綺咲 祖父が巨人ファンで父は阪神ファン。実家ではいつも夕食時に野球中継が流れてました。今は(宝塚歌劇団を退団し)東京に移り住んだばかりなので(関西ローカルの)サンテレビが見れないのが悩みなんです。気が付くとテレビのリモコンの「3」を無意識に押しちゃってる(笑い)。

 ――ひいきにしている選手は

 綺咲 鳥谷さんのプロフェッショナルな姿勢、考え方はとても尊敬しています。赤星(憲広氏=阪神OB)さんも大好きでした。

 ――現役選手では

 綺咲 みんな大好きなんですが…。アスパラくん(小幡)。まだ若いですし守備もうまいですよね。近本くんもずっと応援してます。私には(赤星氏が現役時代着用していた)赤いリストバンドが見えてくる(笑い)。大山くんも今年はシーズン最後まで本塁打王争いをしてくれましたね。大山くんはね…本当に面白いくらい“期待通りに”三振してくれたり、その逆に「ここで大山が打つわけがない」って場面でホームランを打ってくれたり(笑い)。そこがファンとしては心を揺さぶられてしまいます。目が離せない(笑い)。

 ――今年は藤川、能見ら多くのレジェンドがチームを去った

 綺咲 世代交代の時なんですね。(藤川の)引退試合もテレビで見ていましたが、ずっと涙が止まらなかったです。宝塚と重ね合わせて見てしまっていたのかもしれません。能見さんの最終登板では梅野くんや大山くんも泣いていましたよね。私も大好きな先輩方が退団するたびに泣いてばかりいましたから。

 ――来季巻き返しに向け阪神に必要なものは

 綺咲 守備が…エラーが…。私が言うのもアレなんですがね(笑い)。大山君の本塁打王が来年こそ見たいです。

 ――ドラフト会議では4球団競合の末に1位で佐藤輝明(21=近大)の獲得に成功した

 綺咲 ドラフトもいいですが、私は育成をしっかりしてほしい派。佐藤くんもまずはファームでしっかり実力と自信をつけてから一軍に上げてほしいです。

 ――セ・リーグで独走Vの巨人が日本シリーズではまさかの惨敗

 綺咲 今年も巨人が4連敗すると思っていました。実は私、去年の日本シリーズでソフトバンクの日本一が決まった第4戦を球場で見ていたんです。(ソフトバンクのチームカラーも)黄色と黒だし「まあいいか」ってことで阪神の帽子をかぶって(笑い)。

 ――コテコテの阪神ファンにありがちな行動様式…

 綺咲 とにかくソフトバンクの強さは際立ってましたね。(今年の)初戦で菅野さんが打ち込まれたのを見て「これは今年も4タテだな」と思いました。

 ――タカラジェンヌにも阪神ファンは多い

 綺咲 たくさんいますよ。星組で組長だった万里柚美さんとは毎朝顔を合わせるたびに「昨晩の試合は…」って評論をし合ってました。もちろん中には私がどれだけ“誘って”もかたくなに巨人ファンを貫く子もいました。そういう子とは毎日、阪神VS巨人で楽しくケンカしてましたね(笑い)。

 ――昨年5月には(星組トップの)紅ゆずるとともに、タカラジェンヌとしては初となる甲子園での始球式に登場

 綺咲 同グループの阪急阪神ホールディングスというご縁もあり、夢がかないました。始球式の10日前から毎日、甲子園の夢ばっかり見てましたからね。始球式終了後、球団の方から「欲しい選手のサインがあったらリクエストを」って言われまして…。紅さんは藤浪くんのサインをもらってましたが、私はガマンして4枚だけにしました(笑い)。矢野監督、鳥谷さん、糸井さん、近本くんから。ガマンしたんですよ(笑い)。

 ――阪急電鉄所属の宝塚歌劇団。阪神タイガースとは同グループ企業として、これからも手を携えてほしい

 綺咲 本当にそう思います。能見さんや藤浪くんはスタイルも抜群な上、本当にきれいな顔立ちをしていますし、宝塚メークも似合いそうですね。能見さんは王子様役、藤浪くんには泥くさい海賊役なんかが似合いそう。夢が広がりますね(笑い)。

☆きさき・あいり 兵庫県出身。2008年に宝塚音楽学校入学、10年に宝塚歌劇団(96期生)入団。「THE SCARLET PIMPERNEL」で初舞台。15年に「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」でヒロインを演じる。16年11月には星組トップ娘役に就任。その後も数々の人気作品に出演。19年10月に「GOD OF STARS―食聖―」「エクレール ブリアン」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団。21年1月からミュージカル「ポーの一族」でメインキャストのメリーベル役、同8月からミュージカル「王家の紋章」にミタムン役で出演予定。