菅首相を追い込む野党のヤジ三点セット「答えてない」「違うんだよ」「時計を止めろ」

2020年10月31日 05時45分

左から蓮舫氏、菅首相
左から蓮舫氏、菅首相

 菅義偉首相(71)が、蓮舫氏(52)ら野党議員からの猛烈ヤジ口撃に耐えられない姿に自民党内から不安の声が上がっている。

 参院本会議で30日に行われた代表質問で菅首相は、蓮舫氏らの「政府のやり方は違う!」といった内容の激しいヤジにいら立ち、議長に何度も「静かにしてもらえませんか」と注意を求めた。

 国会でヤジは「議場の華」と言われるが、菅首相に何が起きたのか――。

 自民党内では、菅首相の答弁は役所が作成した答弁書をたんたんと朗読しているかのように受け止められている。

 自民党議員は「ただの〝棒読み〟です。それに菅首相は野党に対する国会答弁を間違えすぎていた。国家ビジョンを示すこともなく、国民に訴えかける答弁になっていなかったのは残念です」と指摘した。

 菅首相は自ら安倍政権の継承者と公言したことで、とかく安倍晋三前首相と比較されている。国会で野党からの口撃を時には暴言となるほど高い熱量の言葉で封じ込めた安倍氏と違い、冷静沈着に答弁書を読み上げる菅首相は「実務型」と評されるが…。

「安倍氏は野党のヤジに対して、感情的に口撃しコテンパンにやっつけた印象が持たれて、党内でウケていました。菅首相は野次攻撃にひるみ、第三者である議長に早々に助けを求めるのですから、先が思いやられます」(自民党議員)

 一方の野党側は、11月2日からの衆院予算委で菅首相をギブアップ寸前に追い込もうと息巻いている。

 立憲民主党議員は「菅首相の答弁に『答えていない!』『違うんだよ』『時計を止めろ!』のヤジ口撃は基本です。生ぬるいヤジに耐えられない菅首相を攻めます」と話している。論戦に注目だ。

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