タレントのうじきつよし(63)が25日にツイッターを更新し、与党自民党を痛烈に批判した。

 うじきは、同日の閣議で菅政権が約9600万円を故中曽根康弘元首相の合同葬の経費として計上することを決定した、という報道を引用。その上で「みんなを不愉快にするだけだと思い、この手はしばし呟かずにいたけど、自民党、アンタら、王族か貴族のつもりか!?」とつづり、さらに「民主主義、税金をなんだと思ってるんだよ!! 狂ってる。本当に狂ってる。完全に狂ってる」と怒りをあらわにした。

 合同葬は内閣と自民党によって来月17日に都内のホテルで行われ、約9600万円の経費は2020年度一般会計予備費から支出される。うじきと同じく、コロナ禍で計上される額としては多額すぎると感じるツイッター利用者からは「倒産や廃業、自殺者が増えてるご時世で、税金の使い方おかしくない?」「9600万円あれば、どれだけの人間が助かったか」「ガースー(=菅首相)は『自助』だって言ってるんだから、税金使わず自民党の金だけでやってくれよ」といったツイートが続出。ハッシュタグ「#中曽根の葬式に税金出すな」を利用した投稿も相次いでいる。

 内閣と自民党による総理大臣経験者の合同葬は、1980年の故大平正芳元首相から恒例化しており、直近では2007年の故宮沢喜一元首相の葬儀も自民党との合同で行われている。