中日は23日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)で打線が14安打と爆発し11―5で大勝。今季初の5連勝を飾った。

 その裏には人気歌手のLiSAの存在があった。この日の同戦をCBCテレビが中継し、副音声のゲストとして出演。LiSAが歌う「マコトシヤカ」はCBCテレビとCBCラジオの野球中継のテーマ曲となっており、この曲のミュージックビデオ(MV)にビシエド、大野雄ら竜ナインが登場することで、ドラゴンズファンから圧倒的な支持を得ている。

 もともと野球には詳しくなかったという岐阜県出身のLiSAだが、今ではすっかり熱烈なドラゴンズファン。ビシエド推しを公言するLiSAは、この日、竜の主砲が8回にダメ押しの14号満塁弾を放つと、自身のツイッターに「びっっっっっしーーーーーーーーーーーーーーー」と大興奮した投稿を行った。

 これまで中日の試合は東京ドームの巨人戦、神宮球場のヤクルト戦は観戦したことがあるものの、この日もリモート出演のため、実はナゴヤドームを訪れたことはないという。そのため「ビジターではアウェーの心持ちとなって心細さというものがあるが、やっぱりホームでドラゴンズの選手を生で応援したい」とか。

 中日は今季初の5連勝を飾ったとあって、本紙が「勝利の女神ですね」と振るとLiSAは「勝利の女神!? そうですかね。でもナゴヤドームに生観戦しに行ったときに勝利の女神として降臨できたらうれしいですね」とノリノリだ。

 ナゴヤドームでの始球式にも「ぜひやってみたいです」と意欲を見せるLiSAは、この日、一緒に出演した元中日監督でサブマリンの山田久志氏から投球のレクチャーまで受けて感激。「でも始球式ができるなら私はアンダースローではなくて上から投げます」といたずらっぽく笑う。

 23日現在、中日はリーグ4位も、3位・DeNAに1ゲーム差と8年ぶりのAクラス入りを射程圏に入れている。LiSAは「最後までみんなが悔いのなくできるように応援しています」とエールを送る。

 昨年リリースした人気アニメ「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」が日本中を席巻した令和の歌姫がナゴヤドームに降臨する日が楽しみだ。