東京・北区都議補選(5日投開票)が最終盤を迎えている。

 北区補選には女性候補5人が乱立。当確ライン上で選挙戦最終日を迎えた立憲民主党公認で〝筆談ホステス〟こと斉藤里恵氏(36)の応援には、同党副代表・蓮舫氏(52)と元「モーニング娘。」の市井紗耶香氏(36)が駆け付けた。

 聴覚障害を抱える斉藤氏は、赤羽駅東口駅前で、市井氏や選挙スタッフのサポートを受けながら大勢の聴衆を前に「すべてのみなさんと手を携えて多様性が認められて、一人ひとりが尊重される、誰ひとり取り残されない東京を作りあげていきます!」と力強く訴えた。

 応援した市井氏は本紙取材に「(斉藤氏は)去年一緒に参院選を戦った大切な仲間でもありますし、同い年でもありますし、シングルマザーというところで、私も同じ経験があります。同じ子を持つ1人の親として、同じ目線で都政から再挑戦されたので、なんとしても(当選に)押し上げたく応援にきました」と熱く語った。

 同補選は1議席をめぐり、斉藤氏を始め自民党の山田加奈子氏(49)、都民ファーストの会で元タカラジェンヌの天風いぶき氏(35)、日本維新の会の佐藤古都氏(32)、ホリエモン新党の新藤加菜氏(27)の5人が熱戦を繰り広げている。

 市井氏は「(斉藤氏は当選の)チャンスが絶対にあると思います!」と力説した。