タレントのクリス松村が21日、「困った感覚」のタイトルでブログを更新し、新型コロナウイルス問題に関して日本の報道関係者の姿勢に異論を唱えた。

 松村は「昨晩、帰宅すると・・・厚生労働省からマスクが届いていました。マスクを手にとりながら、録画していたニュースをチェック。ロンドンで日本の報道関係者が、イギリス人医師に・・・『日本では医療従事者の子供が差別をされていますがどう思いますか?』と質問していて・・・情けなくて・・・情けなくて・・・涙が出ました」とショックを受けたことを告白。

 そして「私がロンドンに住んでいて・・・苦しんだ日本人差別のショックから約50年・・・まさか・・・日本人が日本人を差別している・・・そんなことをロンドンの人に伝える報道関係者が出てくるとは・・・驚きです。私にはまったく理解出来なく、大変情けなかったです」と続けた。

 松村はまた「日本全体で起きていると勘違いされかねません。少なくとも、そのイギリス人の反応はそうとらえていました。海外でそれを聞く理由は何なのか?東京タワーや東京都庁のブルーのライティングで医療従事者の方々に感謝している日本・・・という姿を伝えることこそが、そのイギリス人医療従事者(コロナに感染し復帰した)にもさらなる勇気を与えたのではないでしょうか。視点が疑問です・・・日本もひとつ、世界もひとつにならなければ勝てない相手なのに…。大変、思慮感覚に欠けた軽率なインタビューだったと思います」と日本の報道関係者に苦言を呈した。