EXIT兼近の逮捕歴の真相全告白に違和感「ドラマ仕立て」「美談にするな」の声も

2019年10月05日 00時02分

EXITの兼近

 吉本興業所属の“チャラ男系”お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹(28)が4日、TBS系「爆報!THEフライデー」に出演。週刊誌で報じられた“過去”について初めて詳細を明かした。

 9月5日発売の週刊文春は、兼近がタレントになる前、19歳だった2011年4月、女子高生に売春のあっせんをして売春防止法違反容疑で逮捕され、罰金刑10万円の有罪判決を受けた。兼近は同誌の直撃に過去の逮捕歴を認め、その後、自身のツイッターで“前科報道”に触れて謝罪した。

 未成年時の罪ではあったが、番組やイベント出演の見送りなど影響は大きかった。兼近は報道以来、初めて「全ての質問に正直に答える」と決意。相方・りんたろー。(33)とともにカメラの前に登場した。

 今回の報道について「本当に申し訳ない。めちゃくちゃ裏切った。過去で人を裏切った」と改めて謝罪。当時の札幌は経済のドン底。「もやしがごちそう。マヨネーズをつけてティッシュペーパーを食べた」など、極貧だった少年時代。妹の学費、生活費を工面するため定時制高校をやめて働いた。全てを捨てて上京…。ここまでは、よく語られている話だが、番組では逮捕につながる“黒い交遊”を明らかにした。

 親孝行話の裏で行っていた衝撃の事実は「不良グループとつるみ、夜の街で遊んでいた」というもの。周囲は同じ家庭環境で育った人物ばかり。そんな環境に囲まれるうち「一緒にいた友達は両親がいない。それが当たり前。片親も当たり前。ちゃんと学校に行って、親からお小遣いもらって何かを買って…。そうやって生きている人たちのほうが異常でした。なんだこいつら、自分で何かをやったことがあるのか。その習い事は親のお金でやっているんだろ。そっちのほうが異常に映ってました」とゆがんだ考えを抱くようになったと打ち明けた。

 この“ズレた常識”が大きな落とし穴になった。18歳のとき、知人から夜の店のボーイのアルバイトをもちかけられ、軽い気持ちで応じると「予想だにしない、とんでもない世界だった」という。特にやりたい仕事もない兼近は、この世界にどっぷりハマっていった。そして、「女性に犯罪行為をあっせんした容疑」で逮捕された(20日間の拘留、10万円の罰金刑)。

 兼近は「法に触れるということは分かってた上で、僕が未成年のころは『それの何がいけないんだ』でしたね」と、ゆがんだ考えをしていた当時を振り返った。

 当時の考えの甘さを反省する兼近だったが、番組では現金1000万円入りの金庫を盗んだ窃盗容疑で12年に逮捕(10日間拘留、不起訴処分)されたことを伝えた。1回目の逮捕から約9か月後のことだ。VTR出演した母・照美さん(53)は「『この子は逃げないから手錠は掛けないで』って頼んだ」と当時を振り返った。

 兼近は出演者からの質問に答えたものの、最初の逮捕からわずか9か月後に2度目の逮捕になった窃盗容疑について、番組では「関与が疑われた」とだけ伝え、本人の説明はなく、“沈黙を破り全て激白”とは程遠い内容。ネットでは、兼近がゆがんだ考えを抱くようになった家庭環境に同意する意見もあるが、「貧しいから、両親がいないからは言い訳にしか聞こえない」という厳しい声も出ている。また、EXITの2人は前科報道後にツイッターで反省や謝罪の意向を示しただけ。兼近がコメントするたびに「え~」と驚嘆する“効果音”付きの再現VTRには「やりすぎ、演出しすぎ」の感が否めない。最後の母からのメッセージにいたっては「ドラマにするのか」「美談にするのはどうか」と厳しい声も寄せられた。