吉本興業の一連のお家騒動で、「極楽とんぼ」加藤浩次(50)の上層部批判を収めた“陰の立役者”と言われるのが、なんと「芸能史に残るグダグダ会見」を行った岡本昭彦社長だという。

 岡本社長は7月22日、5時間半にわたる会見を行ったが、質問にまともに答えようとせずグダグダの発言を連発。各方面から大きな批判を浴びたが…。

 社長会見の2日前には、宮迫博之と田村亮が謝罪会見で岡本社長のパワハラを告発。会見当日の朝には「スッキリ」で加藤が、会長と社長の退陣を迫った。

「そうした中で会見した岡本社長だが、宮迫、亮、加藤を含め誰一人責めるような発言はなかった。自身のパワハラは『冗談だった』と言ってあきれられたけど、それ以外はノラリクラリとかわし続けた。もし会見で誰かを攻撃していたら、言われた芸人はもちろん、『一人も辞めさせない』と言っている松本も怒らせることになる。最初から『まともには答えない』と決めていたのでは? まぁそのせいで“グダグダ”と言われてしまったのだけど」(芸能プロ関係者)

 この会見について大崎洋会長は「そんなに悪いとは思っていない」と話したというが、事態を早く収束させるため、最初から「まともに答えない」という狙いがあったようだ。

 また吉本興業は9日、反社会的勢力の宴会に出席して金銭を受け取るなどした「闇営業」問題で、謹慎中の所属芸人11人について、19日に処分を解くと公式サイトで発表した。

 処分解除が決まったのはレイザーラモンHG、「ガリットチュウ」福島善成、くまだまさし、「ザ・パンチ」パンチ浜崎、「天津」木村卓寛、ムーディ勝山、「ストロベビー」ディエゴ、スリムクラブ(真栄田賢、内間政成)、2700(八十島宏行、常道裕史)の11人。吉本運営の劇場で活動を再開する。

 復帰が決まった11人は、闇営業で3万~10万円のギャラを受け取っていた。なお宮迫、亮については、吉本との契約状況を含めて触れていない。