クリィミーマミの高田明美氏 製作意欲衰えず「もっとうまく」

2019年04月02日 18時23分

テープカットする高田明美氏(右から2人目)

 ヒットアニメ「魔法の天使 クリィミーマミ」「うる星やつら」「機動警察パトレイバー」「きまぐれオレンジ☆ロード」などでキャラクターデザインを手掛けた高田明美氏(64)が2日、東京・千代田区の「3331 Arts Chiyoda」で行われた展覧会「ラフ∞絵」(16日まで)の開会式に出席した。

 高田氏は「科学忍者隊ガッチャマン」に魅せられてタツノコプロに入社。うる星やつらを担当したことをきっかけにフリーに転じ、唯一無二の美少女像を確立。世界中のアニメファンをとりこにした。

 現在は手を痛めて通院中だが、製作意欲は衰えず、新しい作品を3本抱えるなど相変わらずの売れっ子だ。「ここにきて、もっとうまくなって、皆さんにもっと違うところを見せたいと思った。これからも頑張りたい」と、やる気をみなぎらせた。

 続けて「カラーの違いや原画を目に焼きつけてほしい。そして、できるだけ生の線を見てもらいたい。デジタル時代だが、鉛筆を手になじませてほしい」と若き製作者たちにメッセージを送った。

 今年は全国で高田氏関連の展覧会が企画されている。「あちこちでやってと言われるが、人と物を動かすのは大変。だから、機会があれば逃さずに足を運んでいただきたい」と呼びかけた。

「ラフ∞絵」はタツノコプロOBで、アニメ制作会社「ぴえろ」の創業者である布川ゆうじ氏(72)が音頭を取り、いずれもタツノコプロ出身の秋本治氏(66=こちら葛飾区亀有公園前派出所)、天野喜孝氏(67=ファイナルファンタジー)、大河原邦男氏(71=機動戦士ガンダム)が参加。

 ラフ絵を提供したほか、お互いがお互いの作品を描くという企画にも挑戦している。高田氏は「他の先生方にクリィミーマミを描いてもらったのは、とてもうれしい。でも、私はメカが全然描けないので申し訳なかった」と、大河原作品を辞退したことをわびた。