【アニソン四半世紀】河野マリナ「花痕―shirushi―」聴き逃すにはもったいないほど良い曲

2021年07月11日 10時00分

「花痕―shirushi―」が収録されたアルバム「歌物語」のCDジャケット

「化物語」をはじめとする西尾維新原作の“物語シリーズ”は、小説同様にアニメも超ヒット作となっている。同シリーズのアニメで流れるオープニング曲、エンディング曲は全て完成度の高い名曲揃い。知名度や人気度からすれば「君の知らない物語」(supercell)、「恋愛サーキュレーション」(花澤香菜)、「白金ディスコ」(井口裕香)あたりが代表的なナンバーだろうが、今回は「花物語」エンディングテーマ(テレビ放送時はオープニングで流れた)の「花痕―shirushi―」(河野マリナ)をピックアップ。

「花物語」は2014年に全5話が一挙放送されたため、この曲が流れたのは実質1日のみ。そのせいかシリーズ楽曲の中では比較的マイナーな存在だが、聴き逃すにはもったいないほど良い曲なのだ。

 作曲を手掛けたのはベーシストで作曲・編曲家の黒須克彦氏。乃木坂46のデビュー曲「ぐるぐるカーテン」も同氏の作曲だが、アニソンではスフィアの「Hazy」、μ’sの「それは僕たちの奇跡」など心が洗われるようなメロディーの曲を量産している。奇をてらったり捻った展開にすることなく、ド直球のメロディーでリスナーの心をつかむのが黒須楽曲の神髄だ。「花痕――」もコード進行こそ実は凝りまくっているのだが、そこに乗るメロディーは小細工なし。それを河野マリナの真摯な歌声がさらに魅力的に伝えてくれる。ちなみに「花物語」のアニメを見るか、原作を読んでからこの曲を聴くと歌詞の効果もあって、より感動できるはず。

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