【アニソン四半世紀】THE ROLLING GIRLS「月の爆撃機」ブルハのカバーが好結果生んだ

2021年06月27日 10時00分

THE ROLLING GIRLS「月の爆撃機」CDジャケット

 そのアニメのために書き下ろされた曲ではなく、過去のさまざまな名曲をカバーしたものが主題歌として使われることがけっこうある。この「月の爆撃機」もその一つで、2015年に放送された「ローリング☆ガールズ」のエンディングテーマ。歌っているのはTHE ROLLING GIRLSで、構成メンバーはアニメで主役の少女4人を演じた声優の小澤亜李、日高里菜、種田梨沙、花守ゆみり。

 ご存じの方も多いだろうが、「月の爆撃機」はTHE BLUE HEARTSのナンバーだ。実はこの曲だけでなく、オープニングテーマの「人にやさしく」をはじめ、挿入歌「1000のバイオリン」「終わらない歌」「青空」「シャララ」などアニメ全編がブルハのカバー曲で彩られているのだ。

 アニメのストーリー自体はブルハと関係はないのだが、女の子たちが明るく楽しく元気に歌うブルハの曲は、甲本ヒロトのボーカルとは似ても似つかないながらも新鮮な魅力を感じさせる。むしろ、既に名曲として評価が確立されているものに、全く別のパワーを吹き込んでいる。

 作品によっては原曲をそのまま使用した方がマッチする場合もある(例・「かくしごと」エンディングの大滝詠一「君は天然色」)。が、このアニメにはブルハのオリジナルバージョンよりも、カバーがやはり効果的だったと思う。原曲を使うか、カバーをするか――後者が好結果を生んだ顕著なアニメだったのではないだろうか。

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