【アニソン四半世紀】小松未可子「終わらないメロディーを歌いだしました。」サマアニライブ映像も一見の価値あり

2021年05月23日 10時00分

小松未可子「終わらないメロディーを歌いだしました。」CDジャケット

 2013年放送「神さまのいない日曜日」は、墓守を職業とする少女が主人公の終末感に満ちたファンタジーアニメ。そのエンディングテーマ曲が、この「終わらないメロディーを歌いだしました。」だった。歌ったのは声優の小松未可子。小松は死者の都市・オルタスの姫役で出演もしていた。

 曲の歌い出しは極めて静かで、まるで霧の中で流れているような淡々としたメロディー。アニメの雰囲気にマッチしたレクイエムのようにも聞こえる。だが、曲調はテンポこそ変わらないが、中盤からリズムやビートが徐々に強調されてくる。そしてサビでは霧が一気に晴れたかのように世界が広がり、力強く希望を抱かせる展開になるという構成の妙が素晴らしい。実に名曲然とした名曲である。

 もう1つ、どうしても書いておきたいことがある。小松はこのアニメが放送された同年のライブイベント「アニメロ・サマー・ライブ」にも出演して同曲を歌った。その演出が、また地味ながら見事だったのだ。

 小松が演じた姫は、その目に映った者を死に至らしめてしまうという役どころで、革ひもで目をふさがれているというキャラクター。ライブでの小松は、ワンコーラスをただじっと立ちつくし、ずっと目を閉じたまま歌った。そして、サビの歌詞の最後の1文字のところで、カッと目を見開いたのである。同アニメのファン、小松のファンは、この瞬間に心臓がドキンと高鳴り、即死したのではないか? ライブのブルーレイも発売されているので、機会があったらぜひ見ていただきたい。

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