【アニソン四半世紀】「Passionate Squall」 頭蓋骨が揺れる“地響き”のような重低音

2021年04月25日 10時00分

織部まふゆ(藤村歩)、山辺燈(豊崎愛生)、テレサ・ベリア(茅原実里)、カーチャ(平野綾)、桂木華(日笠陽子)「Passionate Squall」

 2010年に放送されたアニメ「聖痕のクェイサー」の第1期エンディングテーマ曲が、この「Passionate Squall」。歌っているのは作品に登場する(ジャケットの5人)キャラクター(の声優)たちだ。

 同アニメは、コミックを原作とした伝奇バトルアクション。放送時にはセリフの差し替えや画面の修正(特に“お○ぱい”)などがかなり加えられていた。まあ、そういうアニメなので作品自体は好き嫌いが分かれるかもしれないが、音楽は別。この曲はオリコン最高位32位と、それほどヒットしたわけではないが、もっと多くの人の耳に届くべき楽曲だ。

 歌詞がどうの、メロディーがどうのという以前に、とにかくインパクト大なのは全体的なアレンジと楽器の音。ベースのサウンドを中心としたとんでもない重低音は、ひと言で表せば“地響き”だ。ヘッドホンで聴けば頭蓋骨が振動し、スピーカーから大きめの音を出せばコップの水が揺れるほどである。

 そんなメタルかラウドロックかというオケに乗って歌われるのは、人気だけでなく歌唱力にも定評のある豪華な5人の声優たちが、誰ひとり一歩も引かずに束になって挑みかかってくるような殺気立ったボーカル。

 またシングルのカップリングには、同曲のリミックスやカラオケバージョンなども収録されているが、歌なしのカラオケだけ聴いたら、誰もこれがアニソンだとは思うまい。ヘタなロックバンドの曲よりも、はるかにロックなアニソンだ。

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