【アニソン四半世紀】島みやえい子「奈落の花」“全世代対応型”の泣き&グルーヴ

2021年04月18日 10時00分

島みやえい子「奈落の花」CDシングルジャケット

 2007年に発売され、オリコン12位まで上昇した「奈落の花」は、同年放送のアニメ「ひぐらしのなく頃に解」のオープニングテーマ曲。

「ひぐらしのなく頃に」は、PC用のサウンドノベルゲームを原作として06年にアニメ化。とある村落で起きた連続怪死事件を描いた連作ミステリーで、この「――解」は解決編にあたる作品だった。その後もOVAなどで続編が制作され、昨秋からこの3月まで久々の新作アニメ「ひぐらしのなく頃に業」を放送。7月からはその続編の「ひぐらしのなく頃に卒」も放送予定で、ここにきてまた“ひぐらしブーム”が再燃している感じだ。

 ひぐらし関連のアニソンにはハズレがないのだが、中でも「奈落の花」は聴いたことがなければぜひ一度は耳にしてほしい。アニメがホラー色も濃いミステリーなので、曲も全体的には不気味なムードに覆われている。ところどころに入るノイズのような効果音も、初めて聴いたときにはドキッとさせられた。

 だが最大の聴きどころは、やはりメロディーに尽きる。日本人の感性に訴えるようなエモーショナルなメロディーは、もしコブシをきかせて歌ったならほとんど演歌といってもいい節回し。それが、曲のサビではグルーヴ感満点のデジタルビートに乗って展開する。若者が聴けばかっこいいサウンドに引き付けられるだろうし、年配のリスナーなら泣きのメロディーにグッとくるという、まさに“全世代対応型”の名曲といえるだろう。

【関連記事】

関連タグ: