中居ジャニーズ退所の会見場所「テレ朝設定」で見えた世渡り上手

2020年02月22日 13時00分

ジャニーズ事務所

 国民的アイドルグループの処世術はやはり超一級品! 元SMAPの中居正広(47)が21日、東京・港区のテレビ朝日で会見を開き、本紙既報通り3月末でジャニーズ事務所を退所することを発表した。気になるのは、事務所を辞める会見の場所になぜテレ朝を選んだのか? 舞台裏を追跡すると、4月からレギュラー番組の枠が30分拡大されることが本紙の取材で発覚。中居とテレ朝との蜜月関係が浮き彫りとなった――。

 中居の会見は、テレ朝のホールで約2時間にわたって行われた。その様子はテレビ番組などでも報じられたが、印象的だったのが中居の笑顔だ。会見が始まる15分前には、MCを担当する情報バラエティー番組「中居正広のニュースな会」(土曜正午)の収録を兼ねて自らマイクを持ち、入場するメディアを出迎えて場を盛り上げた。会見が始まっても、笑いを交えながら、記者の厳しい質問にも丁寧に答えた。

 グループとして約30年、世話になったジャニーズ事務所を退所することは、中居にとって芸能人生の大きな節目。そんな大事な日の会見の場所がジャニーズ事務所でもなくホテルでもなく、テレ朝で行われた。

「ギリギリまで情報漏れを避けるため、ホテルなどを予約しなかったのかもしれませんが…。他局でもレギュラーはあるのにテレ朝でやるとなると、何かあるのかな、と思いますよね」(テレビ局関係者)

 そうしたなか本紙は、中居とテレ朝の“蜜月ぶり”が分かる改編情報を入手した。実は正午から午後0時56分まで放送される「中居正広のニュースな会」が、この4月から枠を拡大して30分長く放送されるというのだ。

「『ニュースな会』は、かつてゴールデン帯で放送されていた『中居正広の身になる図書館』の放送終了に伴い、スタートした番組」(テレ朝関係者)

 打ち切りの補償として始まった番組だが、当初は視聴率が芳しくなく、一時は打ち切りまで報じられたほど。そんな番組が逆に枠を拡大する。これは中居―テレ朝のホットラインが強化された証拠にほかならない。

「ジャニーズを退所する会見をテレ朝でやること自体が、蜜月ぶりを示している。会見の舞台裏は22日の『ニュースな会』で独占放送する。視聴率アップのためとはいえ、番組への中居の思いが表れている」(同)

 会見では“円満独立”をアピールし、ジャニーズとの良好な関係を各メディアに印象付けたのも、中居の巧みな処世術がうかがえる。

 現在、中居が出演するレギュラー番組は「ニュースな会」のほか、「新・日本男児と中居」「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)、「中居くん決めて!」「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)など。いまのところ、4月以降も継続するとみられる。ジャニーズ独立後にレギュラーがなくなり、一からの再スタートを余儀なくされた「新しい地図」の稲垣吾郎(46)、草彅剛(45)、香取慎吾(43)とは大違いだ。

 芸能プロ幹部は「この日の会見をジャニーズが仕切ったことで、ジャニーズとの関係が良好なことをアピールできた。しばらくはテレビ局も、ジャニーズ在籍時と同じように、中居を扱うだろう」と指摘する。テレビ番組が主戦場の中居にとって、スムーズに独立することが必要なだけに、そのミッションも達成したと言えそうだ。

 加えて中居は、芸能界の大御所たちとの人脈も豊富。友人であるダウンタウン・松本人志、番組共演する笑福亭鶴瓶など、いざという時にバックアップしてくれる大物ともガッチリつながっている。

 今後は「のんびりな会(のんびり中居)」と名付けた個人事務所で、たった1人で再スタートを切るが、のんびりどころかしっかりと根回しや準備を整えたうえでの船出。国民的アイドルグループの元リーダーらしい、パーフェクトな再出発と言えそうだ。