元付き人男性A氏(33)への傷害容疑で書類送検されたおネエ芸人・楽しんご(34)が23日、本紙の独占直撃に応じ、同容疑に関連して脅しをかけてきた女性のことを「元AV女優の向井莉奈」だと明かした。さらに昨年暮れ「脅されたのはウソだった」と本心ではないことを所属の吉本興業に話したことや、一連の騒動で報じられた“ゴキブリを食べさせた疑惑”などについて初激白した。

 楽しんごは23日夜、横浜市内の自宅近くにある公園のブランコに乗り、思いつめた様子だった。本紙記者が「東スポですが」と直撃すると「何なんですか?」と驚きを隠さなかったが「話を聞きたい」と言うと、拒否することなく取材に応じた。

「実は…昨年暮れに『書類送検へ』と報道されてから、芸能の仕事が全くなくなってしまった。やることがないから、今は公園でこうしている。でもいろいろ誤解があるんです」と訴えるように話し始めた。

 楽しんごは加害者として書類送検された一方で被害者にもなっている。暴行されたA氏が「誠意を見せろ」などと言い、楽しんごから現金110万円を脅し取り、A氏と知人女性(49)も恐喝容疑で書類送検されたからだ。楽しんごはこの女性について「暴力団の存在をちらつかせて脅された」としている。

 この女性については今まで実名は報じられてこなかったが、楽しんごは「向井莉奈という元AV女優の女性です」と実名を明かした。向井が暴力団の存在をチラつかせたことは「それは本当のこと。実在する暴力団の名前を出して『私には○○の知り合いがいる』と何度も言っていた」と明かした。

 ただこの件について本紙は、楽しんごが昨年暮れ「脅されたのはウソだった」と所属の吉本興業に伝えていたとの情報をキャッチ。16日付の本紙ワイド特捜最前線で「楽しんご大ウソ情報」との見出しで報じている。

 これについて聞くと「確かにマネジャーに『ウソでした』とは言いました」と認めたが、それにはワケが…。大きく深呼吸しながらこう明かす。

次のページへ:「怖くなってあんなことを言った」>

「向井さんから『自分がウソをついたと言うように』って脅されたんです。それで怖くなってしまってあんなことを言った。あのころはちょっとノイローゼ気味だったので…」

 ただ、マネジャーから「会社も詳細に調査したしウソのワケはない」とたしなめられたため、警察には「ウソだった」とは言っていないという。

 さらに、楽しんごは向井について「以前から、どう考えてもウソだと思えることを平気で言っていた」と“虚言癖”のようなものがあったとして、こう話した。

「彼女はクラブでも働いていたが『タッキー(滝沢秀明)にお持ち帰りされちゃった』と言っていた。それから『イチローさんとも寝た』とも。ありえないと思うんですけどね」。ちなみにイチローは楽しんごの本職である整体の常連客で「このオフも1か月に1回くらい、整体で体の手入れをしている」。

 また自らが傷害容疑で書類送検されたことについては「殴ったのは事実で申し訳なかったと反省している。ただ当時Aさんと交際中でじゃれ合う感じでいつもああいうことをやっていたので、暴力という感覚はなかった」と説明。A氏は「自分はノンケ(ゲイではない)で付き合っていない」としているが「それはない。一緒におフロにも入ったし…」。

 A氏は週刊誌で「ゴキブリやイモムシを食べさせられた」などと告白しているが「あれは佐々木孫悟空さんという虫を食べるネタの芸人がいて、そのイベントに出たとき、私がゴキブリを食べさせられることになった。でも食べられなかったから、それを持って帰って『食べる?』って言っただけ」。ちなみに「ウ●コを食べさせた」との報道は「それはないです」と否定した。

 書類送検を受け、検察が近く最終判断するが“ケンカ両成敗”になるとみられている。