ボートレース児島のSG「第31回グランドチャンピオン」は25日、4日間の予選を終了。26日・5日目10~12Rで行われる準優戦メンバーが決定した。

「SGの中のSG」と呼ばれるグラチャン――。ここは猛者が揃うタイトルだが、そんな中にあって、昨年7月の鳴門「オーシャンカップ」でSG初出場初優出して以来の2度目のSG参戦となる高野哲史(こうの・さとし、32=兵庫)が予選3位通過で準優10R1号艇を獲得した奮闘ぶりが目を引いた。

 特に予選ラストの4日目10Rは結果的にトップ通過をした白井英治(44=山口)を相手にバックストレッチでは一歩も引かない走りで2着を死守。2度目のSGとは思えない文句なしの内容だった。

 予選5走を1勝ながら全て3着以内と舟券に貢献した。「(SGにでるのも)少ないチャンスですからね。これが最後のつもりで走っている」と、全てのレースを丁寧に走ったことが好結果につながったようだ。

 無論、舟足もかなりのレベルだ。「出足やグリップ感がしっかりしている。伸びは普通だけど、乗り心地もいい」と特に実戦足は上位クラスの仕上がり。実は、高野が走り終えた段階では4位止まりだったが、その後に上位だった選手が敗れたことで、1つ繰り上がっての準優1号艇獲得と、ツキもある。

 また、もうひとつ躍進の原動力となっているのが師匠・吉川元浩(48=兵庫)の存在だ。昨年のオーシャンカップ優出の際にも話していたが、大きな支えになっているようで「リラックスして乗れています。エンジンがいいのもあるけど、今節も吉川さんにプロペラをみてもらった。足は吉川さんの方がいいんですけどね(苦笑い)」。

 その吉川は残念ながら4日目2Rで、わずかコンマ01のフライングで涙をのんだ。準優は師匠の分も背負って激走するつもりだ!