ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(54)が13日(日本時間14日)、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦(14日=同15日)に不振の大谷翔平投手(32)を先発出場させることを明言した。

 大谷はポストシーズンの計6試合に出場して打率1割5分。長打も打点もなく、0勝2敗で迎える第3戦はついに先発メンバーから外される可能性が米メディアで相次いで報じられていた。ところが、大谷本人と話し合ったというロバーツ監督から発せられたのは全幅の信頼だった。「本人と話してスイングで何かをつかみかけていると感じた。昨日もメカニックの面で何かをつかみかけていた。だから楽しみにしているし、僕は前向きだ。彼は出場する」と断言し「『確信』という言葉を使うよ。彼はメカニックの面で何かをつかんだという確信があった。チームを助けられるし、試合に出られる状態だと強く言っていた。私が聞きたかったのはそれだけだ」とまで言い切った。

 大谷は左ヒザや右上腕、首など相次ぐ負傷に見舞われた。それでも指揮官からネガティブな言葉は聞かれなかった。「彼に対する信頼が揺らいだことは一度もない」「この大事な場面で我々は翔平の話を聞いて全力で支え、信じる。ただそれだけだ」。2番や5番、そして4番で起用してきた打順については「2番から5番…いや、6番までかな。少し幅を持たせておいて」と考えを巡らせたが、ラインアップから大谷を外す考えは毛頭ないという。

 ポストシーズンに入れば無傷でいられる選手の方が少ない。ロバーツ監督は「すべてだよ。上半身もヒザも万全ではない。でも、本人の言葉では『レディ・トゥー・ゴー(準備はできている』」と命運を託した。もちろん、大谷だけでは勝利には近づけない。「偉大な選手ほど大舞台で誰よりも自分に結果を期待する。翔平もこれを個人的な挑戦と受け止めていると思う。でも最後は一人でやるものではない。私も含めて全員がもっと良くならないといけない」とチーム全体に奮起を促した。

 2連敗から大逆転へ、世界一軍団の底力が試される。