メジャー通算303本塁打、2016年のカブスの108年ぶりのワールドシリーズ(WS)制覇に貢献したアンソニー・リゾ氏(37)が衝撃発言した。米スポーツサイト「クラッチ・ポインツ」は12日(日本時間13日)に報じた。

 ナ・リーグ優勝決定シリーズでブルワーズが本拠地でドジャースに2連勝して優位に立った。レイズとガーディアンズが激突するア・リーグ優勝決定シリーズは下馬評でレイズ有利だ。ブルワーズ、レイズはWSに出場すれば、どちらが勝っても初優勝。小規模の都市だが、地元は大盛上がりするだろう。

 しかし、リゾ氏は「それはとんでもなくひどいことになるだろう」と語り、理由をこう説明している。

「どのオーナーもすでに『なぜ、我々はレイズのようになれないんだ? 彼らは毎年プレーオフに進出し、毎年勝ち進む。なぜ、我々はブルワーズのようになれないんだ? 彼らは1億ドルの年俸総額だ。我々は3億ドル? 2億5000万ドルの年俸総額だ』と言っているから、これ以上、お金を使いたくなくなるだろう。だから私はそれが嫌なのだ」

 同時に「WSで優勝したことのない2チームが初めて優勝するのは素晴らしいことだ」と付け加えた。

 同サイトは「リゾ氏のオーナー側が支払いをためらう可能性があるという指摘は正しい」と強調。今季年俸総額が2億5000万ドル(約396億円)を超えたチームは9チームあった。そのうち2チームがプレーオフ進出を逃し、ドジャースだけが残っている。ブルワーズは19位、レイズは27位、ガーディアンズは29位となっている。すでに金満補強すれば勝てるという時代ではないのだ。

 同サイトは「ロックアウトの可能性が迫り、サラリーキャップに関する議論も行われている中で、低コストチームが勝利すれば選手への報酬が減るという懸念があるが、それはもっともだ」とまとめた。

 毎年、大補強を行い「悪の帝国」と呼ばれるドジャースをブルワーズがNLCSで敗れば、多くの野球ファンは喝采するのは間違いない。