走り続ける理由とは――。陸上男子100メートル日本代表の多田修平(30=住友電工)が12日、都内でファミリーマート主催の「スマイルおむすびプロジェクト 親子スポーツ計測イベント」にゲストとして登場。子供たちとともに20メートル走や垂直跳びに挑戦した。
イベント後の取材では自身の幼少期を振り返り「小学校では一番足が速かった。運動会とか、鬼ごっこで大量に人を捕まえたときに、走りのセンスがあるのかなと思った。そのときだけチヤホヤされた」と笑いを誘った。
純粋に走る楽しさにひかれ、中学からは本格的に陸上の道へ。しかし当時は大阪府大会止まりだったといい「圧倒的に自分が速いことしか知らなかったので、上には上がいるんだなとちょっと絶望した時期もあった」と回顧する。それでも「結果をあまり求めてなかったというか、走ることが好きだった」と競技に打ち込み続けた理由を説明した。
結果を意識し始めたのは大学生になってから。「だいぶ遅いけど」と苦笑いしつつ、「追い風参考で9秒台で走って初めて代表になった。そこから世界で戦いたいとちょっと思うようになった」と明かした。
現在も第一線で活躍する多田を支えているのは周囲の声援だ。30歳のスプリンターは「重圧に感じることもあるけど、それを退けるくらいのメンタルじゃないと世界では戦えない。本当に力になるので、その期待に応えたいという気持ちが自分の原動力になっている」と実感を込めて語った。












