2連敗で後がないパドレスがブルワーズに風変わりな〝アウェーの洗礼〟を浴びせた。第3戦を翌日に控えた5日(日本時間)、ブルワーズは舞台となる敵地サンディエゴのペトコ・パークで練習を行った。その間、スタジアムのスピーカーからは緩やかなエレベーター・ミュージックが大音量で流された。

 カナダのシンガー・ソングライターで「脱力王子」と呼ばれるマック・デマルコ(36)の曲で、力が抜けていくような独特のサウンドで世界の音楽ファンを魅了している。ラップなど派手な音楽で集中力を下げるのではなく、脱力感たっぷりの音楽で敵のやる気を削ぐ作戦のようだ。

 ブルワーズの本拠地で行われた第1、第2戦ではブルワーズがパドレスの練習中に大音量の音楽を流し、パドレスは打撃ゲージの近くにブルートゥーススピーカーを置いて、スタジアムの音楽を欠き消そうとした。明らかにこの仕返しであり、米紙「ニューヨーク・ポスト」は「ミルウォーキー・ブルワーズとサンディエゴ・パドレスは互いに挑発し合う応酬を続けている」と両チームの駆け引きを興味深く伝えた。