英ロックバンド、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイ(79)が、同バンドの「ツアー活動は事実上終了した」と宣言した。

 英紙タイムスとのインタビューでメイは、ドラマーのロジャー・テイラー(77)と昨年、「もうツアーに出ることはない」と決断したことを告白。その背景には、ツアー生活がもたらす大きな犠牲と、親しい友人の突然の死があったという。

 メイによると、米国滞在中、家族ぐるみで親交のあった母国の友人が亡くなった際、一度帰国して再びツアーに合流しようと考えたものの、ツアーマネージャーから「それはできない」と告げられた。これを機に、自身の残りの人生とツアー活動の両立について改めて考えるようになったという。

「演奏することも旅をすることも大好きだ。でも、その代償として自由を犠牲にしなければならない」とした上で、「妻もいるし、孫たちもいる。取り組みたい天体物理学の研究もたくさんある。(クイーンを)50年も続けてきたのだから、もう十分」と胸中を明かした。

 クイーンとして最後にステージに立ったのは2022年に開催されたテイラー・ホーキンス追悼公演。その後は米歌手アダム・ランバートを迎えた「クイーン+アダム・ランバート」として「ラプソディ・ツアー」を継続し、2024年2月の日本公演をもってツアーを終了している。