鷹はまだ手を緩めない。ソフトバンクは1日の楽天戦(楽天モバイル)に8―2で完勝し、シーズン90勝に到達した。貯金は今季最多の「43」。2年連続でパ・リーグ5球団すべてへの勝ち越しも決めた。
栗原が40号の大台に乗せるなど、打線は4回までに7得点。大量援護を受けた先発の上沢は7回1失点と好投し、自身初となる2年連続の2桁勝利を決めた。一時は戦列を離れながらも、開幕投手を務めるなど先発陣を引っ張ってきた右腕。シーズン最終登板で節目の10勝目をつかみ取った。
9月17日にリーグ3連覇を決めた後は連敗を喫したが、そこから怒とうの6連勝。2位以下との10ゲーム差以上も確定し、CSファイナルステージで2勝分のアドバンテージを確保した。ここまで来れば「必勝態勢」を解いても不思議ではないが、チームにその気配はみじんもない。2日からのロッテ2連戦も白星をつかみにいく。
いったい何が鷹を突き動かすのか。その裏には「タイトルへのサポート意識」がある。2日に先発予定の前田悠伍投手(21)はここまで12勝1敗。シーズン最終登板に勝てば、最多勝と最高勝率の2冠が濃厚となる。球団の未来を背負う背番号41の初タイトルへ、チームが全力で後押しするのは当然だ。3日に先発予定の松本晴投手(25)も同じく12勝。小久保監督は「ただ(前田)悠伍も(松本)晴も最高勝率と最多勝の可能性を残しているので。打線は点が取れるようにベストメンバーでいこうと思っていますよ。2人のサポートができれば」と明言した。
これだけ勝っても「負けられない戦い」は終わらない。手を緩めることを知らないホークスは、このまま最後の一戦まで白星を積み重ねるか。












