リーグ3連覇を達成したソフトバンクが27日のオリックス戦(みずほペイペイ)に12―5で大勝。先発全員の21安打で今季の本拠地最終戦を5連勝で締めくくった。

 初回に近藤が自身初となる30号2ランを放って先制。今季限りで現役を引退する中村晃内野手(36)も右中間二塁打を放ち、山本祐の適時内野安打で3点目を奪った。その後も山本祐の4号2ランなどで得点を重ねた。

 7回には中村晃と2007年高校生ドラフトでソフトバンクに同期入団したオリックス・岩嵜の対戦が実現。一死一、二塁で岩嵜が3球すべて直球で勝負し、中村晃は捕邪飛に倒れた。対戦後には2人が握手を交わし、笑顔で抱き合った。

 その直後には今宮が2号3ラン。この日4安打と大暴れし「この試合は晃さんからもらったチャンスだと思っていました」と振り返った。先発の大津は5回5安打3失点で12勝目を挙げ、プロ4年目で初の規定投球回にも到達した。

 試合後の本拠地最終戦セレモニーでは、小久保裕紀監督(54)が「おかげさまで福岡移転後初となる60年ぶりのリーグ3連覇を達成することができました。ホークスの歴史に新たな1ページを加えることができ、大変光栄に思います」とファンに報告した。

 開幕から波に乗れず、一時は借金2まで落ち込んだ今季。その中で指揮官は、5月24日の「王貞治レガシーデー」で4点差を逆転した一戦を「あの試合は分岐点だったと言える、そんな試合だったと思います」と振り返った。

 レギュラーシーズンは残り4試合。「2位とのゲーム差は10。それを意識して戦います」とした上で、10月14日から本拠地で行われるクライマックスシリーズ・ファイナルステージへ「最高の状態で臨めるよう、しっかり準備したいと思います」と言葉に力を込めた。