提供した「冷やしかにラーメン」で集団食中毒を引き起こした〝闘う料理人〟こめおが1日、自身のXを更新し、東京・港区にある「割烹こめを」の閉店を発表した。

 8月22~23日に開催された「麻布十番納涼まつり」で、こめおが提供した「冷やしかにラーメン」を食べた78人が体調不良に。その後、9月3日に保健所からサルモネラ属菌が検出されたことが発表され、「割烹こめを」(港区麻布十番)は7日間の営業停止命令を下された。

 こめおはXでこの度、割烹こめをを閉店することを決めました」と報告。閉店を決めるにあたり「今回のことについて、これまで何度も自分自身と向き合ってきました。なぜ、こんなことを起こしてしまったのか。何が足りなかったのか、自分は料理を提供する人間として、本当にお客様の命や健康に向き合えていたのか。考えれば考えるほど、自分自身の未熟さ、認識の甘さ、そして飲食店を経営する人間としての責任の重さを痛感しています」とつづった。

 料理人として「美味しいものを作りたい」「お客様に喜んでもらいたい」「自分の料理を多くの人に食べてもらいたい」という気持ちは持っていたそうだが「でも、飲食店で一番大切なことは、それだけではありませんでした。美味しい料理を作ることよりも前に、安全に食べてもらうこと。そして、お客様が安心してその一食を楽しめる環境をつくること。それが飲食をする人間として、何よりも当たり前の責任だったと、今回のことで痛いほど思い知らされました」と〝食の安全〟に対する理解が足りなかったと反省した。

 その上で「今回のことを経験して、自分は料理人として、経営者として、そして一人の人間として、自分自身の弱さと向き合わなければいけないと思っています。だから割烹こめをを閉店します」とした。

 自身の今後についても言及。「自分自身も、一度、料理人として立ち止まります。今は、次に何をするのか、何を目指すのかを語るつもりはありません。まずは今回のことから逃げずに向き合うこと。自分の弱さを認めること。そして、傷ついた方々に対して、自分ができることを一つずつ続けていくこと。それだけを考えています」

 最後に「割烹こめをを応援してくださった皆様。店に足を運んでくださった皆様。一緒に働いてくれた皆様。本当にありがとうございました。そして、今回のことで苦しみ、今も苦しんでいる皆様。本当に申し訳御座いませんでした」と再び謝罪の言葉を並べた。