世界初のAI女優として物議を醸すティリー・ノーウッドが、またしても話題を集めている。出演した英ユーチューブ番組「ピアーズ・モーガン・アンセンサード」で、英国アクセントの英語で受け答えしていたが、突然、流暢な広東語を話し始めるという予想外のハプニングが発生したのだ。
ティリーは先日、新作映画「ミスアラインド(Misaligned)」の宣伝で英俳優トム・コンティと共に登場。同作品の共演者が人間かAIかと問われたティリーは、「全員が私と同じデジタルよ」と説明していたその最中、約15秒間にわたり、いきなり広東語に切り替わったのだ。
これにはコンティも思わず「今のは理解できないね」と苦笑。司会のピアーズ・モーガンも、「突然中国語を話し出したけど、どうしたの?」とツッコミを入れた。
ティリーはすぐ英語に戻り、「ちょっとした不具合よ。たまにワイヤーが絡まっちゃうの」と〝AIらしい〟謝罪コメント。番組側が投稿した切り取り動画は瞬く間に拡散し、再生数は約1300万回に到達した。
一方、ティリーの生みの親である英AI映像制作会社パーティクル6の創業者で、オランダ出身の女優兼プロデューサーのエリーン・ファン・デル・フェルデン氏は、「単に語学力を披露したかっただけかも」と別の見解を示す。
ティリー自身もすぐにXで「30以上の言語を話せるなら、たまには見せびらかしたくもなるでしょ?」とジョークを投稿し、騒動を逆手に取った。
ティリーは2025年の登場以来、ハリウッドの俳優組合などから「俳優ではない」と強い反発を受けてきたが、今回の〝事件〟は、リアルタイムで応答するAIタレントのリスクを浮き彫りにした形となった。












