ラジオパーソナリティーやコメンテーターなどマルチに活躍した国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんが食道がんのため1月29日に亡くなっていたことが1日、モーリーさんの公式X(旧ツイッター)などで発表された。63歳だった。
この日、Xにモーリーさんと事実婚の関係にあった女優の池田有希子と事務所・オフィスモーリースタッフ一同の連名の文書が掲載され「かねてより食道癌療養中でございましたが去る一月二十九日 午前〇〇時五十六分 六十三歳にて永眠致しましたことを謹んで御報告申し上げます」と伝えられた。
モーリーさんは日米双方で教育を受け、1981年に東京大学やハーバード大学などに現役合格。入学した東大をわずか4か月で中退し、7月からハーバード大に入学して88年に卒業した。大学在学中の84年には自叙伝「よくひとりぼっちだった」を刊行し、ベストセラーとなった。
91年から98年までJ―WAVEの深夜番組「Across The View」でパーソナリティー、17年から23年まで日本テレビ系「スッキリ」に出演。さらに、ミュージシャンとしても多数の作品を生み出したほか、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(21年)では俳優として出演した。
芸能関係者の話。
「マルチな才能もさることながら、探求心の塊なんです。アイドルフェスでDJをプレーした時にはアイドルのひたむきな姿に大いに刺激を受けていました。60歳近くなってダンスを習い、『いつかアイドルとダンスで共演したい』と夢まで明かしていました」
気遣いの人でもあった。テレビ関係者がこう振り返る。
「ワイドショーなどで求められた役割を全うしようと務めながらも、議論がぶつかった際には、共演者や司会者にしっかりフォローを入れるんです。CM中だったり、収録後に相手の楽屋を訪ねて『収録ではごめんなさい。大丈夫ですか?』と気遣っていました。ご自身の発言が攻めすぎたと感じたら、我々スタッフに確認や相談にも来てくれるんです」
日本のエンタメ界で確かな存在感を示したモーリーさん。SNSにはその早すぎる死を悼む声が相次いでいる。












