ボートレース尼崎のプレミアムGⅠ「第7回ボートレースバトルチャンピオントーナメント」は25日、3日間のサバイバルバトルを勝ち上がってきたベスト6によって決勝戦が行われる。ボートレースファン歴47年の元天才ジョッキー・田原成貴氏(67)は機力、旋回力でリードする茅原悠紀(38=岡山)の大会連覇を予言した。
【田原成貴氏が熱く語る】「運も実力のうち」とはよく言ったものだ。ジョッキー時代を振り返ると、幾度も運に見放され、時には味方された。そのすべてがまぎれもない人生の一部であり、受け入れなければならない。
ボートレースバトルチャンピオントーナメントの時季が来ると、そんなことを考える。決勝戦のみ枠順が「スーパーアミダマシーン」で決まるという究極のルール。着々と積み上げてきた末の集大成が偶然に委ねられる。この無情さと不条理さが、私は嫌いではない。しかも4日間の短期決戦。熟考する時間や修正する余裕はない。とにかく波に乗った者だけが一気に駆け上がる。まさに人生そのもの。これがBBCトーナメントの醍醐味と言える。
そこで私はいつも以上にエンジンに着目した。短期決戦は機力を味方につけた者が圧倒的に有利。となると、茅原悠紀選手が引き当てた25号機だ。彼ほどのウデがあれば、多少エンジンが劣っていても良く見えてしまうもの。しかし今回に関してはエンジン素性が抜群だし、仕上がりも最高潮。3日目は安定板が付くほど水面は荒れていたが、まるで「どこ吹く風」と言わんばかりに乗りこなしていた。艇界屈指の旋回力にパワーエンジンとなれば鬼に金棒だ。
確勝と思われた準決勝のイン戦は3コースの新田雄史選手にまくられて2着に甘んじた。本来なら悪い流れになりそうだが、今回は枠が抽選なので1~3着は同条件だ。そしてアミダの結果は準決勝でまくられた新田と同じ3枠。何か因縁めいたものを感じる。茅原選手の旋回テクニックが一番生きる枠だと思う。
やはりバトルチャンピオントーナメントは面白い。人生と一緒で思い通りにならないが、最後はいろんな意味で強い者が勝つ。その男こそ茅原悠紀! 圧倒的なターンで1Mを切り裂き、はじける笑顔を楽しみにしている。












