◇倉富大誠(24)愛知支部130期
「質が悪いのにスタートばかり無理して気持ちだけが先行してしまっていた。事故が多かったし、クビも覚悟していました」――。はやる気持ちがスタート事故につながり、F2も経験。度重なるFに苦しんだが、くじけなかった。
昨年7月の児島ルーキーシリーズで初優出(6着)。「今までは準優に乗れたら良しと思っていたけど、1回優出ができたことで優出へのイメージが強くなりました。予選で負けると〝何も面白くない〟ということにも気づいてしまいました(笑い)」と明かす。その後も住之江、まるがめと連続優出を果たすなど飛躍の1年となった。
2026年前期の適用勝率も自己最高の5・21をマーク。「F2とか事故のおかげで自分を見つめ直すきっかけになったのが大きかったです。ターンも以前よりはマシになったんじゃないかなと思います」と自身の成長を実感している。
昨年8月の住之江では優勝戦で5コースからまくり差し、初優勝目前ながらあと一歩届かず3着。「あれはめちゃくちゃ悔しかった。師匠(鈴木勝博)の目の前で優勝したかった。まだまだ実力不足ですね」と振り返る。「ターン力もまだまだですし、一番は調整力ですね。ダメなエンジンを立て直すことも、いいエンジンの力をさらに引き出すこともまだできていないです」としっかり自己分析した上で課題を挙げる。
9月の宮島PGⅠヤングダービーでは同期の中山翔太が優出する奮闘を見せた。「翔太とは元の出来が違うので(笑い)。刺激はもちろん受けたけど、僕は僕なりに行かないと」と同期の活躍を見ながらも冷静に前進している。
2026年の目標は「A級になることが一番。あとは優勝です。最近の着をキープできればそんなに遠い目標じゃないと思っています」とキッパリ。「師匠は記念を走っているので僕も記念に行ける選手になりたい」とその先の目標も明確だ。
最近は新しい調整にも取り組んでいる。「伸び型だけどちょっとバランスが取れている感じです。スタートがうまくないので旋回で勝負できるようになりたいです」とF渦で磨いた旋回力でさらなる飛躍を目指す。












