ボートレース福岡のSG「第28回チャレンジカップ」(優勝賞金3700万円)は30日、優勝戦が行われ、山口剛(43=広島)が2コースから池田浩二を差し切って優勝。今年2回目、通算57回目、SGでは2010年クラシック以来、15年8か月ぶり2回目となる優勝を飾った。賞金ランキングも前日の25位から7位に浮上。2年ぶり4回目となるSGグランプリ出場切符をもぎ取った。
詰めかけた大観衆1万1809人の割れんばかりの歓声に、博多の水面のボルテージも最高潮。ポールポジションに構える池田浩二が熱い視線を集めたが、最後に笑ったのは山口だった。
2枠で挑んだ大一番。「とにかく関(浩哉)君に思い通りのターンをさせないようにと…。けん制しながら、あとは池田(浩二)さんとの勝負に持ち込めれば…」と綿密にV奪取への青写真を描いていた。コンマ09の好ショットを放ち、渾身の差しハンドルを入れると、バックは池田との一騎打ち。「まさか差さるとは思ってなかった。ずっと回転を上げる調整をして、特訓で両サイドより伸びている感じがあったので、これはきてるかもと…」と調整もバッチリハマり、2Mは先マイに成功。差し迫る池田を振り切り、Vゴールを駆け抜けた。
10年3月のクラシック以来15年8か月ぶり2回目のSG制覇の感想を聞かれると「あまり実感がない」と率直に語った。ただ「ずっと応援してくれていた人に一つ恩返しができたのが、うれしい」とファンに向けての大きなVに頬を緩ませた。
ボーダー下から自力でつかみ取った2年ぶりとなるベスト18切符。グランプリでは22年の大村はF、23年の住之江は転覆と、いずれも初戦で苦杯をなめる結果が続く。「悔しさとか、自分にしか分からない感情を味わってきた。あの時があったからこそ、今の自分があると言えるように」とリベンジを誓う。
グランプリのトライアル1st初戦は1号艇。「本当に喜べるのはグランプリを取った時なんだろうなと思っている」。まだ体験したことがない喜びを味わうため、モットーである〝真剣勝負″で「1億円バトル」に挑む。













