2005年に急性骨髄性白血病で他界した“伝説のアイドル”本田美奈子.さん(享年38)をしのぶチャリティーコンサート「LIVE FOR LIFE『音楽彩』」が3日、都内で開催された。11回目の今年は本田さんの十三回忌。同じ時代を駆け抜けた同世代歌手ら総勢17組が、本田さんの楽曲を中心に全30曲を歌いつないだ。

 本田さんと数奇な縁があったのは、今回初参加の工藤夕貴(46)だ。

「本田美奈子は本名の『工藤美奈子』でデビュー予定だったが、工藤夕貴が先に本名でデビューしていたから、芸名が『本田美奈子』になった。だからデビュー当時、美奈子はアイドル雑誌でも『工藤夕貴には負けない!』とコメントしていた」(アイドル専門家)

 この話を工藤に振ると「そんなこと言っていただいてたなんて、ホントに名誉です」と喜び、本田さんとの思い出をこう明かした。

「ずっと親戚って言われ続けてきまして、確かにちょっと見た感じが似てるところがあって…。本田さんの方がちょっと年上だったんですね。アイドルとしては本田さんはホントにとっても売れてる方だったので、テレビでマリリンの歌(『1986年のマリリン』)とかを歌ってる本田さんを見て“あぁ、あんなふうにセクシーに私も大人になったらなりたいな”みたいな感覚でいたのを覚えています」

 その約20年後、2人は接点を持った。工藤は闘病中の本田さんの代役でミュージカルに出演。話したのは、なんとそのときが初めてだった。

「『工藤さん、よろしくお願いします』ってお電話をわざわざかけてきてくださって。そのときに『お互い、親戚って言われながら、ほとんど会ってないんですよね』みたいな話になって『元気になったら一緒に飲みましょう!』っていう言葉がかなわないまま、お別れになってしまった」

「ず~っと歌手の仕事をしていない」工藤だったが、この日は代役を務めたときのミュージカル曲2曲を披露し、本田さんをしのんだ。