ボートレース福岡のSG「第28回チャレンジカップ」は27日、予選3日目が行われた。
井口佳典(48=三重)は1枠で登場した2R、コンマ13のスタートから逃げ切りを図るも「1Mは手が離れてしまってレバーを握れなかった」とややもたついたところを宮地元輝がまくり強襲。それでもバックで伸び返して必死で舳先をねじ込み、2Mは先マイに成功。待望の初白星に「良かったです。ツイてました」と安堵の表情を浮かべた。
ヒヤリとするシーンから持たせられたのも相棒の支えがあってこそ。「結構、攻めの調整で乗っていて伸びは良さそう。出足、ターン回りは少し鈍さはあるけど、そこも悪くはない」とストレートの走りは上々。「乗って違和感がなければ今の感じをベースに」と方向性も定まっている。
2008年グランプリを含めてSG6V、GI・17Vの三重支部が誇る大エース。ただ、近年は2020年のグランプリ以降、出場も遠ざかる。「体は衰えてきているし、以前に比べると気持ちの部分も足りてない。それが成績に表れてきているのかな」と冷静に分析する。
その一方で「ボートレーサーである以上、A1でいる限りはグランプリは目指している。今はそんな簡単には言えないですけどね」と自らを鼓舞し、トップ戦線で戦い続ける。
得点率は9位タイ。そして賞金ランクは24位。「6枠もあるけど、乗り切りたい。まだ可能性があるし、しっかり勝負します」と熱いまなざしで語る。若き頃は〝ぶち込み″宣言でファンを沸かせ、頂点もつかみ取った。ここまで培った経験に、ここ一番の勝負強さを発揮して、グランプリへの扉をこじ開ける。












