2014年ソチ五輪ペア代表の高橋成美氏が21日深夜、テレビ朝日系のスポーツトークバラエティー「オフレコスポーツ」(土曜、2時43分)に出演。フィギュアスケートの賞金や年間にかかるおカネの裏話を公開した。
自称「スポーツ無知」という近藤千尋がMCを務め、スタジオにゲストを招き、ニュースや試合中継では語られることのないオフレコ話を聞き出すスポーツトークバラエティー。今回はフィギュアスケート界のお金事情をオフレコトークした。
高橋氏が2011年から12年のシーズンで主な国際大会での賞金総額は78000ドルで当時のレートでは約600万円だったという。「ドルでもらっているので、いまのレートで換算すると1000万円超えるくらい」と説明すると近藤も「すご~い」と賞金の高さに驚いた。
そのほかにもアイスショーで「私は1公演あたり10万円」とギャラも公開。1公演あたり10分ほどの出演で「1日2公演あったりするのが1週間続いたりすると、疲れてきても、ここ10分がんばれば、1万円10枚もらえる、みたいな」気持ちになるという。
ただ、「フィギュアにはいろいろおカネがかかる」という高橋氏。衣装は1着15万円で「ショート、フリー、エキシビションと予備で最低限4つ」必要で計60万円。選手が履く靴も10万円で刃のエッジ部分が12万円するという。
さらに「私たちの場合はジャンプのコーチ、スケーティングのコーチ、表現のコーチ、サブコーチといったいろんなチームとなっていたので年間お支払いすると570万円になった」とコーチング料。
加えて「リンク代が年間120万円かかった」という。そのほか、もろもろの諸経費を加えると年間約960万円と支出となったというのだ。
獲得した賞金が600万円だったこともあり、近藤が「(収支が)合わなくないですか」と聞くと、高橋氏は「赤字は当たり前」だという。しかも、賞金はペアのため折半されるとあって「自分に入るお金が300万円なのに、自分に出ていくお金が1000万円かかる」という。だから「マイナス700万(円)」だというのだ。
賞金が割に合わないという思いもあるというが、高橋氏は「いっぱいお金払って、地道なトレーニングして苦しいけど、でも本当にフィギュアスケートでいい演技した時の歓声とか達成感とか、きらびやかな感じは、親を見ると泣いて、コーチとかも泣いて。この瞬間、これが人生なんじゃないかと思うから忘れちゃいますね」という。この言葉には近藤も「お金じゃないよ」と納得させられていた。
この赤字を解消するため、スポンサーやオフシーズンでの仕事。最近ではグラウドファンディングなどで資金を集めている選手もいると語った。












