◇三馬崇史(25)広島支部130期
ブラジルには世界的に有名なリオのカーニバルがある。毎年2月下旬からから3月上旬にかけて開催される世界最大級の祭典で情熱的なサンバが見どころだ。広島支部にも情熱的な一人の若手レーサーがいる。
その名は三馬(さんば)――。2026年前期適用勝率で初の5点台となる5・50をマーク。来年1月からのA2初昇格を決めた。
初めてのA級勝負駆けをクリアしたが、大きな反省点も残った。「数字の部分を考え過ぎている感じだった。レース内容とかを考えなくちゃいけないのに…」と明かす。「実力をつけるしかない。S力、ペラと整備でエンジン出すとか、ターン力を上げるとか…。実力をつけて自信を持てれば数字を考えないで良かったのかな」と振り返る。
今後、ハイレベルな舞台で戦うことを見据えて課題も自覚している。「ターン力。A1級の選手とは違う。ターンのキレ、メリハリが全然。練習しかない」と〝進化〟に向けて余念がない。
勝率アップの要因は「流れが良くてエンジンも好きな調整ができた。行き足とかターン回りがくればレースもしやすくて好きな感じになる。そこを意識してハマってくれた」と分析する。
この活躍の土台となっているのが師匠・下寺秀和の指導だ。「毎レース、下寺さんが走ったレース場の情報をくれたり、ペラの症状を聞くと助言をもらえる。はやってるペラとかゲージも教えてくれる。メンタルも僕の気持ちを上げてくれたり、そういったことがすごく大きい」と感謝しきり。そして、師匠の存在は大きなモチベーションにもなっている。「早くA1級に上がって同じレースに出たい。絶対A1級。優出とか優勝もしたいけど、僕の中ではA1級が目標」とキッパリ。
そのA1昇格への青写真も描いている。「ダメな節でも6点。それで少しずつ7点台は…ってイメージ」と日々の目標を設定している。勝率アップはビッグレース出場にもつながる。「今の自分で手の届くところ、ヤングダービーには出たい」と目を輝かせる。
「同期の中山翔太が出てて、しっかり戦えるまでのレベルになってる。(藤原)仙二も普段はチャラチャラした感じだけど、レース場に行ったら目の色が変わる。人の何倍も考えてて僕は足りない」と同じ130期生からの刺激も受けてメラメラと闘志を燃やしている。その熱量はブラジルのサンバにも決して負けてはいない。












