ボートレース浜名湖のGⅠ「浜名湖賞 開設72周年記念」が3日に開幕する。

 板橋侑我(29=静岡)は2026年前期適用勝率が7・05と、2期連続での7点超え。強豪揃いの静岡支部の中にあっても、着実に地力をつけている。「前期は一般戦だけだったけど、今期は記念も含めての勝率なので、自分としては地力がついたかなと思う」と自信をのぞかせる。

 ただ、強さの土台となる地力をより強固にするために、大事なピースが一つ欠けていることもしっかり実感している。

「優勝も取れたら本物になれるのかな」。今年10優出とコンスタントに優勝戦に駒を進めている。3月の徳山GⅡMB大賞、9月の平和島GⅠ71周年記念とグレードレースでの優出もあるが、優勝は2023年12月の桐生以来1年10か月、遠ざかっている。「優勝ができていない。できかけたのはあったけど、取り切れない日々が続いた…」と表情も曇る。

 その一方で力強い手応えも感じている。「調子としては過去イチ。調整とかレースができているので、悪くはなかったかな」。さらに「地元の記念ってことで本気で臨みたいし、全てをぶつけたい。普段の周年とは違うなって思っている」と、地元周年への意気込みはひと味もふた味も違う。

 調整面でも「浜名湖って調整は難しいけど、自分の好きな足にすることはできる」と地元のアドバンテージも生かす自信はある。21年11月の当地68周年記念でGⅠ初制覇。成長の手応えをつかんでいる今こそ、再び地元周年を勝ち切ることで〝本物〟の強さを手に入れる。