ボートレース津のSG「第72回ボートレースダービー」(優勝賞金4200万円)は26日、優勝戦。波乱の準優3番勝負で唯一イン逃げを決めた末永和也が優勝戦1号艇を獲得した。このまま末永がSG初制覇を成し遂げるのか――。ボートレースファン歴47年の元天才ジョッキー・田原成貴氏(66)は展開を読んだ上で茅原悠紀(38=岡山)の台頭という解答にたどり着いた。
【田原成貴氏が熱く語る】さすが「ダービー」の名にふさわしい戦いだ。1年間の勝率上位者が出場し、年末のグランプリ出場へ向けた賞金争いも佳境に入っているだけに、レースも白熱している。今回も予選から楽しく観戦させてもらっている。
出揃った優勝戦メンバーを見ると、心情的には地元の新田雄史選手を応援したくなる。準優勝戦では北山康介選手のフライングという波乱があった12Rで1着をもぎ取り、ファイナルに駒を進めてきた。優勝戦でも大きな期待を背負うだろうが、私はそんな背景を踏まえた上でシビアに予想していきたい。
ズバリ、私の狙いは茅原悠紀選手だ。初日ドリーム戦の逃げ切りで幸先のいいスタートを切り、ここまできっちり着をまとめてきた。事故艇の発生で勝負が2周1Mで決した2日目11Rの不運(5着)を除けば、どれも茅原選手らしい走り。特に目を引いたのは予選最終日12Rだ。
4コースから1Mで攻めあぐねてバック4番手となったが、そこから内に進路を切り替えし、1周2Mでボートレース界屈指の旋回力を見せつける抜群のターンが炸裂。一気に2番手に浮上し、その後も先頭を走る峰竜太選手との艇間を詰めにかかった。さすが茅原!と思わずうなってしまった。
さて、優勝戦だ。6号艇に赤岩善生選手がいるだけに、進入から非常にワクワクする。私は新田選手が赤岩選手を入れて4カドに引く気がしてならない。地元の看板を背負い、1Mは必ず攻めるはずだ。となれば、茅原選手の出番。新田選手の攻めに乗じて、1Mで狙い澄ましたハンドルを切って鋭いウイリーモンキーを見せる。そして外の桐生順平選手も俊敏なターンで続くだろう。
茅原選手の「仕事」に期待し、波乱を信じよう。












