女優の吉行和子さん(享年90)の訃報を受け、故人と共演経験のある女優の秋吉久美子(71)が9日、追悼コメントを寄せた。
2人が共演したのは、中年男女の恋を描いた小説が原作の映画「透光の樹」(2004年)。秋吉と俳優の永島敏行がダブル主演した。石川県の自然豊かな田舎町を舞台に、25年ぶりに再会した刀鍛冶(かたなかじ)の娘(秋吉)とテレビマン(永島)が恋情を再燃させ、愛人契約を結ぶ物語だった。
秋吉は吉行さんについて「主人公の女性(秋吉)が東京から来た男性(永島)を誘う〝不思議な家屋で番をする女性〟という役柄を演じられていました」と振り返る。
「物語はシリアスな内容で、何度も撮り直しがありましたが、吉行さんは常に揺らぐことなく落ち着いていらして、とてもきっちりとした大人の女性として、現場を支えてくださっていました。大変心強く、深く尊敬申し上げております」と評し、追悼した。
当初、テレビマン役だった俳優の故・萩原健一さんは製作を巡って製作サイドとトラブルになって降板。その後、出演ギャラでもモメた。一連の騒動は当時、メディアで取り上げられて世間を騒がせた。
同作ではゴタゴタ続きだったが、ダブル主演の一人だった秋吉は大先輩の吉行の冷静な姿を今でも覚えていた。












