女優で歌手の中山美穂さん(享年54)を最も知る人物が思い出を刊行した。
所属事務所「ビッグアップル」の創業者である山中則男氏が、美穂さんとのパーソナルな思い出を書き下ろした初の著書「中山美穂『C』からの物語」(青志社)が20日に発売される。
山中氏は、12歳の美穂さんを見い出し、トップスターに育て上げた。同書は、その喜びと哀しみの人間模様を活写し、秘蔵スケジュールノートや秘蔵写真全26点を初公開した。タイトルの「C」は、美穂さんのデビュー曲だ。
著書では、1982年6月、スカウトとして原宿の竹下通りに立っていた際、美穂さんと初めて出会った印象をこう振り返った。
「ちょっと浅黒く猫顔の目力がある少女に興味を持った。でも、口から出る言葉が少ない。緊張している、というより、もともと口数の少ない子なのであろう。また、相手の目を見つめるようにして話す。身長はおよそ百六十センチあるかないかで細い身体つきだが、小顔で目鼻立ちがはっきりとして特に目の印象が強く、人を惹きつける瞳に、この少女の一年後、二年後、三年後の顔を想像した。スター性を持っている。すでにちょっとしたしぐさが大人びていてこの少女が持つ芯の強さを感じた」
その後、美穂さんは、アイドル、女優、歌手としてトップスターとなった。残念ながら2024年12月6日、事故で亡くなった。
山中氏は「美穂のことを遺したい。そんな思いで、いまから四十数年前の記憶を辿っていきましたが、在りし日のセピア色の思い出が、時の中で遠くになっていました。昔の手帳や、ビデオテープ、写真を手にして思い出を紡いでいくうちに、少しずつカラーの景色に変わっていき、美穂との、この物語が生まれました」と記している。
なお、6月28日に「山中則男 書籍出版記念勝手に祝う会」が東京・六本木のNEW LEX TOKYOにて開催される。












