〝BBC砲〟の第3の矢が放たれる――。
旧ジャニーズ事務所をめぐり、一連の性加害問題の口火を切った英BBCの記者モビーン・アザー、ドキュメンタリー監督のインマン恵の両氏が10日、東京・日本外国特派員協会でオンライン記者会見を開いた。
被害者補償が済んでいない中、旧ジャニーズ事務所の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENTが10日に東京ドームで旗揚げ公演を開催したことにアザー氏は「優先順位が違う。コンサートは無神経だ」と厳しく批判した。
両氏は昨年3月放送のBBCドキュメンタリー番組で、性加害問題を告発。これに日本メディアが追随し、旧ジャニーズは同年9月、性加害の事実を初めて認めた。
BBCは、第2弾となる今年3月放送の番組でアザー氏が、被害者補償を担うSMILE―UP.の東山紀之社長をインタビューし、過去に事務所スタッフ2人も性加害していた事実を浮き彫りにしている。
東山はインタビューで、当該スタッフに関する警察への情報提供について「法的なことを考えると、僕らには権限がない」と主張したが、アザー氏は会見で「きちんと対応すべき」と警察に被害を届け出るべきと主張。日本では性被害を訴えた人への誹謗中傷がやまない現状を踏まえ、「被害者が警察に訴えることの難しさが分かっていない」と断罪した。
第3弾の放送に動き出すことも明らかにした。
アザー氏は「まだ番組のストーリーは終わっていない。私は正義のために戦う。日本の記者も追及してほしいし、応援している」と語気を強める。インマン氏も「私も同じです」と真剣なまなざしで語った。
「今もなお、事情を知る日本の関係者から情報が寄せられているBBCは、水面下で問題を調べ続けています」(テレビ局関係者)
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